千里中央 まつした耳鼻いんこう科 | 小児耳鼻いんこう科 豊中

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まつした耳鼻いんこう科

小児耳鼻いんこう科

小児耳鼻いんこう科

勤務医時代は小児医療に定評のある、大阪市立総合医療センターの小児耳鼻いんこう科で様々な症状の治療にあたり、その後長期に勤務した大阪市立大学医学部附属病院でも小児耳鼻いんこう科の治療を第一線で行ってまいりました。

お子様の病気は、お子様自身が自分の症状を十分に訴えられず、またなにより我が子が苦しむ姿を見て、親としては非常に心配してしまうものです。私自身も8歳と5歳の子をもつ父親でありその気持ちはよくわかります。その不安を少しでも解消できるように、正確な診断を行い、現在の病状、今後の治療方針と見通しについて保護者の方と話し合いながら、その子に合った適切な治療をしてまいります。

お子様の診察

小さいお子様は診察、処置をこわがりあばれるものです。しかしお子様ほど耳の穴は狭く診察処置が難しいのでじっとしていただく必要があります。あばれてしまうお子様は保護者の方と一緒に座っていただき、お子様の足を保護者の方の足で挟み、手を耳などにもってこないように肩からぐっと抱きしめるようにおさえてください。頭は当院のスタッフにておさえさせていただきますので、あらかじめご理解宜しくお願い申し上げます。
自分で鼻をかめない小さいお子様や、副鼻腔炎などで鼻をかみきれない場合は特に鼻水を吸引してあげることが非常に大切です。
お子様の鼻処置では通常ガラス管で吸引をしております。しかし奥まで吸引をした方がよい場合はシリコン性の細い管で奥まで吸引できるよう用意しております。通常の大人用の吸引管はかたく痛みを伴いますが、シリコン性のものはあまり痛みがありません。奥まで吸引することをご希望の方はお申し出ください。
鼻処置のみ目的での受診、また耳垢除去目的での受診も大歓迎ですのでお気軽に受診してください。

お子様に多い病気

急性中耳炎

 

最も一般的な中耳炎で、生後6ヶ月~5歳くらいまでの子どもに多くみられます(小学校に入学する頃には、耳管(中耳と咽頭をつなぐ管状の器官)が細長くなる ので、中耳炎を起こしにくくなってきます)。原因のトップは風邪で、耳管を通じて中耳(鼓膜から奥の小空間)に細菌やウイルスが入り込み、急性の炎症が生じて膿が溜まります。特に、赤ちゃんの耳管は太くて短いので、鼻やのどのウイルスや細菌が容易に中耳まで入り込んでしまいます。黄色い鼻汁を出しているような時は、よく注意してあげましょう。

症状

ズキズキする激しい耳の痛み、発熱、耳だれ(耳漏)、耳がつまった感じ、などがあります。乳児などでは言葉で痛みを訴えられないために、機嫌が悪くなってぐずったり、しきりと耳に手をやったりします。夜泣き、ミルクの飲みが悪いなどの様子が見られることもあります。

検査

鼓膜を見て、鼓膜が赤かったり、腫れていたりすることを確認します。

治療

軽症の場合は抗生物質や消炎剤などの服用や、炎症をやわらげる薬液を点耳することで治療します。膿が溜まって鼓膜の腫れがひどく、痛みが強い時や、熱が高い場合は鼓膜を少しだけ切開して、溜まっている膿を排出します。鼓膜の切開により、耳が聞こえなくなるのではないかと心配なさる保護者の方も少なくないようですが、鼓膜はすぐに再生するので、聴力に問題が生じるようなことはありません。切開して膿を出したほうが、痛みや熱が早く取れ、治りも早くなります。

滲出性中耳炎

 
滲出性中耳炎

鼓膜の奥の中耳腔(鼓膜の内側にある空間部位)に滲出液という液体が溜まる疾患です。液体はサラサラしたものから、粘り気のあるものまで様々です。子どもでは、粘り気のある液体が溜まることが多く、聴力の低下も現れがちです。子どもに 多い病 気ですが、成長するにつれて次第に起こらなくなってきます。

症状

難聴が唯一の症状であることも少なくなく、耳の痛みは伴いません。そのため気づくのが遅くなってしまうこともしばしばです。幼稚園児や小学校低学年児 の難聴の大部分は滲出性中耳炎が原因です。放置すると、言葉の遅れが生じたり、 先生の言うことが聞き取りづらくて勉強が遅れたりします。

検査

鼓膜を観察すれば、ほぼ診断がつきますが、治療方針を決定するためには、聴力検査、ティンパノメトリー(鼓膜の動きやすさを調べる検査)、X線検査、内視鏡検査などが適宜必要です。鼓膜の状態によっては、真珠腫性中耳炎(骨を溶かす 中耳炎)になっている疑いがあるため、CTによる検査を適宜お勧めします。

治療

鼻から耳に空気を送る耳管通気(じかんつうき)という処置をしたり、鼓膜を切開して、中に溜まった滲出液を出したりします。症状を繰り返すようなら、鼓膜にチューブを入れる手術を行うこともあります。耳管の機能が良くなる小学生中高学年までの気長な治療が必要になるケースもあります。

小児副鼻腔炎

 

小児の鼻の副鼻腔という場所に炎症が起きた状態です。治療が必要となるほどの急性副鼻腔炎は稀なので、通常は副鼻腔の炎症が慢性化したケースを小児副鼻腔炎と言います。

症状

鼻づまりと鼻汁がよくみられます。においがわからない、鼻汁がのどに回るなどの訴えはあまり聞きません。アデノイドの増殖やアレルギー性鼻炎が加わることがしばしばで、これが鼻づまりをさらにひどくさせ、いびきや口呼吸を招くこともあります。

検査

X線検査で副鼻腔の陰影を確認し、診断をつけます。もちろんX線検査はできないこともありますし、望まれない場合もあると思いますが、必須検査というわけではありませんのでご安心ください。鼻内の状態を見れば概ね判断がつきます。また、アデノイドの増殖やアレルギー性鼻炎が合併しやすいため、必要な場合はこれらに関する検査も行います。

治療

鼻汁の除去、症状に応じて抗菌薬の投与などを行います。マクロライド少量長期療法はマクロライド系の抗菌薬を半量で投与することで薬の抗菌力に期待するのではなく免疫力を高めることで改善を促していく治療です。通常3ヶ月程度の治療をお勧めしております。

アレルギー性鼻炎

 
アレルギー性鼻炎

アレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因となる物質)を吸入することで、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が出ます。風邪と違って、のどの痛みや熱などは伴いません。最近では発症の低年齢化が進んでおり、子どものアレルギー性鼻炎も少なからずみられます。
アレルギー性鼻炎(通年性)の原因は、家の埃やダニの糞・死骸などです。ペットのフケやカビも原因となります。

症状

主として鼻と目に症状は現れ、なかでも、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりが、その3大症状です。子どものアレルギー性鼻炎の場合は、成人に比べて鼻づまりが多く、くしゃみが少ない傾向があります。また、目の痒みや充血などの症状が、成人に比べて強く現れがちです。気管支喘息やアトピー性皮膚炎、副鼻腔炎、扁桃肥大などの合併症がよくみられるのも特徴的です。

検査

まずは、発症時期や症状の程度、家族のアレルギー既往歴などについて確認します。鼻鏡検査で鼻粘膜の状態を見て風邪などとの見分けをつけます。アレルギー性鼻炎が疑われ、原因となっている抗原を特定するためには血液検査を行います。非常に少量の血液で原因物質を特定できるイムノキャップラピッド®を導入しておりますので、お子様でも負担なく検査ができます。

治療

アレルギー性鼻炎の症状を軽くするには、とにかく家の埃、ダニの糞・死骸、ペットのフケやカビなど、アレルギーの元にできるだけさらされないように環境整備をする(部屋をこまめに掃除する、余計な物を置かない、畳をフローリングに変える、など)ことです。その上で、抗アレルギー薬の飲み薬や鼻スプレーで症状を抑えていきます。

扁桃肥大

 

のどは細菌やウイルスによる感染を起こしやすいため、その粘膜下には、リンパ組織(リンパ球と抗体の産生を行う組織)が発達しています。このリンパ小節の集まりを扁桃と言い、口蓋垂(のどちんこ)の両側に見えるアーモンドの形をした部分を口蓋扁桃と呼びます。この口蓋扁桃が通常よりも大きくなった状態が、扁桃肥大です。扁桃肥大を招く主な原因は、細菌とウイルスの感染です。時に、生理的に大きくなっているケースもあります。

症状

軽度なら自覚症状はありませんが、気道(鼻から肺までの空気の通り道)を狭くするため、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因となることがあります。また、口蓋扁桃が大き過ぎると、ものを飲み込む際に不快感や痛みが出ることがあります(嚥下障害)。

検査

専門医が診察をすれば、診断がつきます。必要に応じて、睡眠時無呼吸の検査をすることがあります。

治療

急性の炎症に対しては抗菌薬(原因が細菌の場合)や痛み止めなどの薬物療法が中心になります。長期間にわたって肥大・閉塞症状が持続したり、感染症を繰り返したりするようなら、手術による摘出をおすすめします。

アデノイド増殖症

 
アデノイド増殖症

鼻の奥にある咽頭扁桃(アデノイド)というリンパ組織が、通常よりも大きくなった状態です。アデノイドは3歳頃から増大し始め、6歳頃に最も大きくなり、幼小児期に働きが活発ですが、10歳を過ぎると急に小さくなります。通常はアデノイドの肥大は病的な意味をもたないのですが、時に肥大に伴って様々な症状の現れることがあり、アデノイド増殖症と呼ばれます。

症状

鼻腔と咽頭の間が閉塞することにより、鼻づまりやいびきなどの症状が現れます。乳児では、哺乳がうまくできなくなることもあります。口で呼吸するために、しまりのない顔つきになります(アデノイド様顔貌)。また、難聴になることもあります。注意力散漫、行動に落ち着きが無い、などの症状も現れます。睡眠時無呼吸症候群の原因にもなりえます。

検査

ファイバースコープ検査やX線検査などにより、比較的容易に診断がつきます。

治療

アデノイドは年齢とともに萎縮し、通常は小学校高学年になれば自然に小さくなるので、症状が軽ければ積極的な治療は行いません。しかし、症状が強い場合には、薬物の効果はあまり期待できませんので、アデノイド切除術をおすすめします。

扁桃炎

 

扁桃炎とは口蓋垂(のどちんこ)の左右に一個ずつある口蓋扁桃というリンパ組織に、細菌やウイルスによる急性の炎症が起こる疾患です。
健康な人でも、扁桃にはもともと、いろいろな細菌が潜んでいます。風邪ウイルスの感染や疲労がきっかけとなり、いつもはおとなしい細菌が悪さをして急性扁桃炎を発症します。
時に、溶血性連鎖球菌に感染することで急性扁桃炎や急性咽頭炎などを起こすことがあり(溶連菌感染症)、子どもに多く見られます。この場合は、リウマチ熱や急性糸球体腎炎、アレルギー性紫斑病などの怖い合併症を引き起こすことがあり、要注意です。

症状

風邪のような症状(高熱や寒気、頭痛、全身のだるさ、関節痛)と強い咽頭痛が現れます。のどの奥を見ると、両脇が赤く腫れているのが観察されます。これが扁桃炎に特徴的な症状と言えます。

検査

専門医の視診により、多くは診断がつきます。ケースにより、血液検査や尿検査、細菌検査などが行われます。

治療

抗菌薬や消炎鎮痛薬、うがい薬などで治療します。安静や水分の補給も大切です。

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

 
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

流行性耳下腺炎は、ムンプスウイルスにより耳下腺が腫脹する感染症です。片側あるいは両側の耳下腺(耳たぶから耳の前の顎ラインに沿って)の腫れや痛み、発熱、痛みに伴う食欲不振などがみられます。
感染経路としては、患者の唾液の飛沫を吸い込んだり汚染されたものと接触したりして、鼻や口を通して鼻・咽頭部からウイルスを取り込むことにより感染します。
最も多い合併症は髄膜炎で、その他には髄膜脳炎、睾丸炎、卵巣炎、難聴、膵炎などを発症する場合があります。

症状

耳下腺や顎下腺の腫れや圧痛、飲み込む際の痛み、発熱などです。

検査

通常は症状から診断がつき、検査は行われません。診断が難しい場合には、血液検査が行われることもあります。

治療

症状に応じた対症療法が中心となります。耳下腺炎のために食べにくい場合は、あまり噛まなくても済む、消化の良いものにしましょう。
予防に効果的なのが、ワクチン接種です。任意接種ですので、希望する際は医師に相談しましょう。

クリニック概要

医院名
医療法人隼会 まつした耳鼻いんこう科
住所
〒560-0085豊中市上新田2丁目24番50の1
上新田メディカルブリッジ2F
TEL
06-6836-7716
診療科目
耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科・アレルギー科
院長名
松下 直樹(まつした なおき)
MATSUSHITA E.N.T.CLINIC
休診日木曜、土曜午後、日曜、祝日
診療時間
09:00-12:30 診療 診療 診療 診療 診療
16:00-20:00 診療 診療 診療 診療
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