千里中央 まつした耳鼻いんこう科 | 診療のご案内 豊中

まつした耳鼻いんこう科

診療のご案内

耳鼻いんこう科で取り扱う主な疾患

風邪

『風邪(かぜ)』といっても、「はなかぜ」「のどかぜ」「せきかぜ」など症状は様々です。
当クリニックでは的確に診断し、適切な治療を行います。
原因となるウイルスや細菌のチェックや重症化することのある、のどのチェックをしっかり行うことを心がけています。

風邪

小児耳鼻いんこう科

中耳炎(急性中耳炎 / 滲出性中耳炎)、小児副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、扁桃肥大、アデノイド増殖症、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)など

小児耳鼻いんこう科
詳しくはこちら

みみの病気

中耳炎(急性中耳炎 / 滲出性中耳炎)、外耳炎、耳あか(耳垢)
難聴(突発性難聴、騒音性難聴、老人性難聴など)、耳鳴
顔面神経麻痺(顔の動きが悪くなる病気です) など
*顔面神経は聴力神経とともに内耳道という耳の奥を走行します。

みみの病気
詳しくはこちら

はなの病気

アレルギー性鼻炎(花粉症は花粉に対するアレルギー性鼻炎です)
慢性副鼻腔炎(「ちくのう症」とも言います)
鼻出血、嗅覚障害 など

はなの病気
詳しくはこちら

のどの病気

急性扁桃炎 / 咽頭炎、扁桃周囲膿瘍
急性喉頭蓋炎(窒息する可能性のある危険な病態です)
口内炎、味覚障害、耳下腺炎、顎下腺炎、頸部リンパ節炎 など

のどの病気
詳しくはこちら

めまい

メニエール病、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎 など
*平衡感覚にとって大切な三半規管や前庭は内耳に存在します。

めまい
詳しくはこちら

睡眠時無呼吸症候群、いびき

睡眠時無呼吸症候群、いびき
詳しくはこちら

などなど多岐にわたります。
くびから上で頭と目以外の症状であればまずは一度ご相談ください。

耳鼻いんこう科とは

皆様は耳鼻いんこう科にどのようなイメージを持たれておりますか?

などなど、よくわからないし、こわいし、敬遠されがちではないでしょうか。

耳鼻いんこう科の道をすすんだ私自身すら、医学生の頃には構造としては「みみ」「はな」「のど」がつながっているという知識は得たものの、なぜセットとされているのかは疑問を感じており、実際に耳鼻咽喉科医となりその繋がりをようやく実感したくらいです。「みみ」「はな」「のど」は繋がっているために、さまざまな病態がそれぞれの部位に関連した症状を起こします。例えば、お子様によく発生する急性中耳炎(「痛い」中耳炎)はほとんどが鼻からの感染、つまり”はなかぜ”が中耳炎を引き起こすのです。そのため、耳だけ、また鼻だけの治療では十分な治療とはなりません。「みみ」「はな」「のど」すべての状態を診てそれぞれに適切な治療を行うことではじめて十分な治療となります。

耳鼻いんこう科では風邪(”はなかぜ”、”のどかぜ”、”せきかぜ”いずれでも)でも耳痛、難聴などの耳疾患でも、さらにはくびのしこりでも専門的に診察いたします。しかし「みみ」「はな」「のど」は”穴の奥”にあり暗くなかなか十分に見えにくい場所です。そのため少しこわいかもしれませんが、数々の”銀色の器具”を耳や鼻に入れることで観察しやすくします。診察椅子も他科とは違う電動椅子であるのも観察しやすい位置をスムーズにとるためです。
そして”穴の奥”とはいえ、比較的手軽に直接処置できる部位ですし、外耳炎や副鼻腔炎をはじめ処置が有効な疾患が多くあります。慣れないうちはこわく、また痛い思いもさせてしまいますが、有効な治療ですので何卒ご理解いただければ幸いです。

しかしそれだけでは病態の理解が不十分なまま治療をしてしまうことになりかねませんので、当院では最新のファイバーを導入いたしましたので、適宜そのきれいな画像で”穴の奥”を明視化して患者様がご自身の病態を把握して治療を受けられるようにしてまいります。

こんな時は耳鼻いんこう科へ

耳鼻科は世間ではその名の通り、耳と鼻のお医者さんのイメージが強いと思いますが、正式には耳鼻咽喉科といい、のどについても専門的知識を持っています。耳、鼻、のどは上咽頭と呼ばれるのどちんこの裏にあたる空間でつながっており、それぞれの病態は関連をもっており、耳、鼻、のどは単体ではなく、全体として診ていく必要があります。

しかし、耳、鼻、のどは”穴の奥”にあり暗くなかなか十分に見えにくい場所です。そこをしっかり見て診断するのが我々耳鼻咽喉科医の仕事です。当ホームページでも紹介しているように、一般的な耳、鼻、のどの病気のほか、めまいや睡眠時無呼吸なども耳鼻科の専門領域です。どうぞお気軽にご相談ください。

よくあるご質問

いつになったら治りますか?

中耳炎
中耳炎は耳管という鼻の奥と鼓膜の内側(鼓室)をつないでいる管を通しての鼻からの感染です。大人の顔になるにつれて耳の位置が鼻よりも相対的に高くなり、耳管が縦になっていくため鼻から耳への感染がおこりにくくなります。逆にお子様は感染がおこりやすいため中耳炎を繰り返しやすいのです。
滲出性中耳炎についても耳管が縦になることで鼓室にたまった水が鼻へ流れやすくなるため大きくなるにつれて頻度が減ってきます。つまりお子様は急性中耳炎も滲出性中耳炎も繰り返しやすいのです。6歳以降になってくると頻度が減ってきますが、大きくなっても中耳炎になっている子は難治性であることも多いです。幼少時の頃は中耳炎になりやすいですが、逆に治りやすくもありますので、その後に引きずらないためにも、根気よく治療していく必要があります。
副鼻腔炎
顔のカタチによるところも大きい病気です。お父さん、お母さんが副鼻腔炎であると、そのお子様が副鼻腔炎になる確率は高くなります。そのため副鼻腔炎になったお子様はやはり繰り返しやすいといえます。しかしお子様は薬の治療で改善する可能性が高く、しっかり治しておけば、その後風邪をひいても長引かないことも多いです。副鼻腔炎の標準治療期間は大人では3ヶ月と言われていますが、お子様は治りやすくそれよりも短い治療期間で治癒することが多いです。お薬を継続することも必要ですが、鼻の中をきれいにしていく処置も非常に大切です。そのためしばらくの通院は必要ですのでこれも根気よく治療が必要です。
アレルギー性鼻炎
残念ながら現段階では治癒させることが難しい病態です。アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)の登場により、現在はスギとダニのアレルギー性鼻炎については治癒させることができる可能性がありますが、アレルゲン免疫療法については12歳以上が適応となります。お子様はやはり内服や点鼻薬を続けることで症状のコントロールをすることが大切です。ずっと薬を続けることに抵抗もある方も多いと思いますが、アレルギーの治療薬は継続されることが前提のお薬ですので、長期に継続しても心配はいりません。むしろ治療をしないことで症状を放置してしまい、それによる集中力の低下や、また副鼻腔炎などへの別の病態へ進展することの方がよくありません。季節性のアレルギー性鼻炎であることがわかれば治療期間を区切れますし、ハウスダストやダニとわかれば身の回りの環境整備が大切になりますし、ネコやイヌであることがわかれば近寄らないなどの注意ができますので、アレルギーの原因(アレルゲン)を特定することは非常に大切です。アレルゲンは血液検査にて検索が可能ですので当院では積極的に勧めております。お子様は採血に恐怖心があると思いますので、当院ではイムノキャップラピッド®を採用しております。指先から少量の血液を採取することで判定できますので、痛みをほとんど伴わずに検査を行うことができます。検査希望の方はお気軽にお申し出ください。

ずっと薬を飲んでいますが大丈夫ですか?

長期に薬を内服する理由は大きく2通りあると思います。
ひとつは病態に合った薬を飲んでいない場合、もうひとつは治療のために必要で長期に内服している場合です。

病態に合った薬を飲んでいない場合はもちろん薬を変更しなければなりません。例えば、いわゆるかぜ薬や抗アレルギー薬を内服しているのにいっこうに鼻水が治らないことを少なからず見かけます。この場合慢性副鼻腔炎(いわゆるちくのう症)になっていることが多く、慢性副鼻腔炎の治療を開始すると速やかに改善します。また不必要に抗生剤を投与するのは望ましくありませんが、色のついた鼻水がでていたり、痛い中耳炎になっていたり、扁桃炎になっていたり、つまり細菌感染が疑われる場合には積極的に抗生剤は使用した方が速やかに治癒します。ただ漫然と同一の抗生剤を長期に使用することは耐性菌をうむことになりますが、抗生剤を使用すべき病態にはしっかり治療計画をたてた上で抗生剤は躊躇せず使用すべきであると考えております。

また治療のために必要で長期に内服しなければいけない病態もあります。例えば、アレルギー性鼻炎は治癒する病態ではありません。症状に応じて抗アレルギー剤は使用していかなければなりません。慢性副鼻腔炎はマクロライド系の抗生剤を少量で長期に(大人では3ヶ月)内服することが標準治療となっております。

また小さいお子様は免疫力が未熟なため、かぜを繰り返しますし、鼻水や咳は長引くことが多いです。中耳炎や副鼻腔炎のように繰り返しやすい病態にもなりやすいです。症状を放置すれば難治性の病態となったり、また新たな病態を引き起こしたりすることもよくありますので、その都度適切な治療が必要です。そのため小学校の低学年くらいまでは治ってもまた繰り返し、結果としてずっと治療していることもよくあります。その期間は不安ですし、通院の手間もかかりますが、ほとんどの子が”強く”なっていきますので、必要以上に心配しすぎなくても大丈夫です。

もちろん”治療が長引く”ことは不安になると思いますので、その不安がなくなるようにご理解いただけるよう丁寧な説明を心がけております。

内科(小児科)とどちらにかかったらよいでしょうか?

一般的に”かぜ”をひくと、内科(小児科)を受診しがちではないでしょうか?”かぜ”には”鼻かぜ”、”のどかぜ”、”咳かぜ”がありますが、少なくとも“鼻かぜ”と“のどかぜ”に関しては耳鼻咽喉科の方がよりくわしく見ることができます。また耳鼻科では処置をしっかりおこなうため、鼻をきれいにしたり、膿がたまっているような場合は排膿したりできます。またファイバーを用いて鼻の奥やのどの奥の詳細な観察も可能です。

しかし一方で”咳かぜ”の中には肺炎や喘息になっていることもあります。聴診や胸のレントゲンによる診断と治療は、耳鼻咽喉科ではなく内科(小児科)が得意とする領域です。また鼻水や咽頭痛や咳などの症状に乏しいのに発熱がある場合は全身疾患である可能性もありますので、その診断にはやはり内科(小児科)の方が適していると思います。

いわゆるただの風邪であれば、耳鼻咽喉科、内科(小児科)のどちらを受診しても基本的にはまず改善していくことがほとんどです。しかし風邪だと思っても、鼻やのどの症状が強い場合は耳鼻咽喉科、咳症状が強い場合や症状が乏しいわりに発熱している場合は内科(小児科)を受診した方がよいかと思います。

クリニック概要

医院名
医療法人隼会 まつした耳鼻いんこう科
住所
〒560-0085豊中市上新田2丁目24番50の1
上新田メディカルブリッジ2F
TEL
06-6836-7716
診療科目
耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科・アレルギー科
院長名
松下 直樹(まつした なおき)
MATSUSHITA E.N.T.CLINIC
休診日木曜、土曜午後、日曜、祝日
診療時間
09:00-12:30 診療 診療 診療 診療 診療
15:00-19:00 診療 診療 診療 診療
アクセスマップ
GoogleMapで見る